クリス・ボッティ2024年ツアー、3月初旬BLUE NOTE TOKYOでの公演も大盛況のうちに終了し、中旬にはクリス・ボッティとその仲間たちが台湾にもやってきました。
クリス・ボッティと過ごす台北ジャズナイト、コンサートレポートです!
コンサートレポート
日時:3月15日(金)19:30 公演時間約110分(休憩なし)
会場:國家音樂廳
こちらのホールは収容人数約2000人。
満席の大観衆がボッティのジャズトランペットに酔いしれました。
普段クラシックコンサートが数多く開かれる、パイプオルガンのあるホールなのですが、ジャズナイトらしいムーディーなカラー照明に、出演者たちを白いスポットで照らす演出がとても素敵でした。
BLUE NOTE TOKYOとは、また違った趣きのコンサートだったのではないでしょうか。
本日のバンドメンバー
トランペット:Chris Botti
ドラム: Lee Pearson
ベース: Dan Chmielinski
ギター:Leonardo Amuedo
ピアノ:Julian Pollack
サックス:Chad Lefkowitz-Brown
ヴァイオリン:Anastasiia Mazurok
ヴォーカル: Alicia Olatuja
ヴォーカル/ギター:John Splithoff
その卓越した音楽性はもちろんのこと、端正なルックスも有名で、PEOPLE誌の「世界で最も美しい50人」にも選ばれたことがあるそうです。
この日はスキニーパンツに黒のシャツ、キラッキラの黒ジャケットで登場。
スラッと抜群なスタイル、本当に60代?!
舞台上からオーラを惜しみなく大放出しているボッティ、只々かっこよかったです!
本日のセットリスト(一部)
Danny Boy
Someday My Prince Will Come
…etc.
Fix You(Coldplay cover)
※セットリスト確認中!
ライブナンバー多数収録のアルバムぜひご視聴ください↓
ライブはボッティ本人による曲紹介や、バンドメンバー紹介を挟みながら進行。
冒頭、トーク用のマイクの音声が入らないトラブルがありましたが、すかさず大きな生声で会場のみんなに曲紹介してくださいました。
マイクを通さないお声も、なんとも通っていいお声でした。
その後マイクはスタッフさんによりすぐに調整され、後ろのメンバーからさりげなくボッティに返されたのでした。
途中、メンバーが変わりながらの演奏がとにかく飽きさせません!
トランペット、ドラム、キーボード、ベース、ギターの編成での演奏から始まり、途中で、仲間たちがヴァイオリン、サックス、ヴォーカリストの順で入れ替わり立ち替わり登場、最後の『Fix You』では、全員の演奏となりました。
各アーティストさんの演奏も最高によかったです。
特にボッティがヴァイオリニストと共に会場を練り歩いて演奏したのには、観衆も大興奮。
その際、小さなお子さんにボッティ自ら声をかけるシーンがあり、なんとそのままお子さんにトランペットのピストン(指で押さえるキー)操作をお任せ。
お子さんの運指に合わせてボッティがソロパートを演奏しました。
他のお客さんにも、マイクを「ちょっと持ってて」と預けて演奏を始めたりなどなど、会場とのインターアクションで笑いが起き、ほっこりする場面がありました。
本日のアンコール
What a Wonderful World(Louis Armstrong cover)
※他1曲、確認中!
アンコールでも、客席とのやりとりがありました!
なんと会場のお客さまを指名してマイクをパスしたボッティ。
え?!まさか、その人に歌わせるの??
…との、心配は全くご無用でした。
最前列の熱烈ボッティファンと思しき男性が『What a Wonderful World』をワンパート完璧に大熱唱!
もちろん、みんなで大盛り上がり。
さらに会場の熱狂はドラマーの呼びかけ「みんな!スマホのライトをつけて!」で最高潮になります。
2000人の大観衆のライト、会場を見渡しましたら本当にうっとりする美しさでした。
老若男女、みんなのハート鷲掴みのコンサートでした。
ジャズ通もそうでない方もみんなが楽しい、雰囲気最高ノリノリのジャズナイトでした。
ボッティとその仲間たちのマジックにすっかり魅せられて、会場を後にしました。
本日の中国語キーワード
クリス・ボッティ:克里斯・伯堤 kèlǐsī bódī
トランペット:小號 xiǎohào
ジャズ:爵士 juéshì
ファン:粉絲 fěnsī
アンコール:安可 ānkě
次回の台北コンサートレポートもお楽しみに。